産総研北海道センター特許情報

発明の名称: 有機性汚水の嫌気性消化処理方法

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特許番号第1697360号
出願番号特願昭60-23246号
出願日昭60(1985)2月7日
発明者松山 英俊、 大久保 泰宏、 竹本 裕、 石田 純
出願人工業技術院長、 株式会社西原環境衛生研究所
特許権者工業技術院長

発明の目的: 本発明は、し尿、汚泥、産業排水、下水等の有機性汚水の嫌気性消化処理法に関するもので、 嫌気性消化槽を加温せずに効果的なメタン発酵が可能となるので、簡単な設備で十分なエネルギーを回収できる。

発明の効果: この発明によれば、有機性汚水を処理する汚泥の一部を間欠的に20℃前後に保持することにより 低温メタン菌を優占種として保持して低温活性を維持する。これにより効率的な汚水処理が行え、 十分なエネルギー回収も行え、また低濃度有機性汚水の処理も行うことができる。

発明の概要: 有機性汚水を温度無調整の嫌気性消化槽に導入してメタン発酵させるに当たり、 上記嫌気性処理における汚泥の一部を25℃以下の条件下に間欠的に保持して低温メタン菌を優先的に増殖させた後、 上記温度無調整の嫌気性消化槽で利用することを特徴とする有機性汚水の嫌気性消化処理方法。

図面の簡単な説明: 下図は本発明の一実施例を示す模式図である。

付図