産総研北海道センター特許情報

発明の名称: 四塩化ケイ素の製造方法

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特許番号第1688411号
出願番号特願昭61-96416
出願日昭和61年(1986)4月25日
発明者中田 善徳、 奥谷 猛、 石川 和祐
出願人工業技術院長、 北海道曹達(株)
特許権者工業技術院長、 北海道曹達(株)

発明の目的: 原料価格の安い、ケイ石、ケイ砂、ケイ素集積バイオマスの炭化物又は燃焼残渣等から 高収率で四塩化ケイ素を製造する。

発明の効果: 従来法であるケイ酸質原料に炭素質物質(活性炭、コークス、木炭等)を混合し 塩素化する方法と比較し、カリウム化合物を添加することにより四塩化ケイ素への転化率が高く、 経済的に四塩化ケイ素を製造することができる。

発明の概要: ケイ酸質原料(ケイ石、ケイ砂、ケイ素集積バイオマスの炭化物又は燃焼残渣等)を 炭素質物質(活性炭、コークス、木炭等)及びカリウム化合物の存在下で塩素化することによって 四塩化ケイ素を効率よく製造する。

図面:


実施例を示す。
試料 カリウム金属化合物 SiO2の転化率(%)
もみがら灰-No.1+活性炭 なし 81.0
もみがら灰-No.1+活性炭 KHSO4 84.5
もみがら灰-No.2+活性炭 なし 47.9
もみがら灰-No.2+活性炭 KHSO4 82.1
もみがら灰-No.3+活性炭 なし 49.2
もみがら灰-No.3+活性炭 KHSO4 70.2
天然ケイ砂+活性炭 なし 8.7
天然ケイ砂+活性炭 KHSO4 26.2
市販SiO2+活性炭 なし 7.4
市販SiO2+活性炭 KHSO4 53.8