特許番号 | 第1287093号 |
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出願番号 | 特願昭56-31545号 |
出願日 | 昭和56年(1981)3月4日 |
発明者 | 三浦 正勝、 西崎 寛樹、 加我 晴生、 笹森 政敬 |
出願人 | 工業技術院長 |
特許権者 | 工業技術院長 |
発明の目的: 本発明は、木材等の熱分解による液体燃料の製造装置に関するもので、 原木、廃材等を325-600℃で熱分解して分解生成物を得る際、分解生成物中の可燃物を熱分解物の凝縮過程で祖分離し、 直接燃焼可能な液体燃料を製造する装置。
発明の効果: 本発明によれば、木材等の熱分解で留出する蒸気状生成物を段階ごとに温度を変えて 分縮させることができるので、水分含量の高い留分と低い液体燃料を粗分離して製造できる。 高発熱量のセルロース燃料油が回収されるとともに、化学原料として利用するに当たって濃度が高く有利となる。
発明の概要: 流動熱媒体を加熱器に使用し、木材等資料を入れた反応器を加熱器に浸して木材等を 325-600℃で熱分解する反応器と、熱分解で生成した蒸気状生成物を順次温度が制御され、 取り出し管を取り付けた分縮管からなる、木材等の熱分解と生成物の粗分離が同時達成できる熱分解装置。
図面:
1〜6: 受器
7: 反応器
9: 試料
10: 加熱ヒーター
12,13: 冷却器
20: 経路管
T:温度計