廃プラスチックの無公害処理と再資源化
-脱塩素化・減容化によるクリーンな固体燃料へ-

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斉藤喜代志
2000年4月 北海道通産情報ビ・アンビシャス 55(4),40-41

 プラスチック製容器包装廃棄物の減容化やリサイクル利用促進のため、1995年6月には容器包装リサイクル法が公布(1995年12月施行)され、PETボトルは1997年4月から、その他のプラスチックは2000年4月から再商品化が義務化されることになった。 その内容は消費者が分別排出し、市町村が分別収集し、事業者がプラスチックの原材料化、油化、ガス化などの方法で再商品化するものである。
 北工研では、含塩素プラスチック廃棄物の再資源化を図る目的で前処理段階で脱塩素化・減容化してクリーンな固体燃料を製造する技術開発を行ってきた。 装置開発と処理技術の確立に成功したので、本稿ではプラスチック廃棄物の処理状況を考察しながら、研究成果を紹介したい。