微小重力下の過冷却利用による高品質結晶材料合成に関する研究発表

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奥谷猛
1998年9月 北海道通産情報ビ・アンビシャス 53(9),40-41

 CIMTEC‘98は“World Ceramics Congress”(国際セラミックス会議)と“Forum on New Materials”(新材料フォーラム)の二つから成り、6日間にわたって1,000件の口頭発表と800件のポスター発表が行われました。 発表は以前の高温超伝導材料ブームのような熱気はありませんでしたが、微細構造制御、機能制御、材料としての信頼性向上など、着実で地についた研究が行われているのではないかと感じました。 私の発表は15日に「特殊なセラミックス合成法」セッションで「Microstructure of Ge and TiO2-Ge solidified from the melt by cooling under short-time microgravity circumstances」(短時間微小重力環境下で冷却固化した溶融Ge、TiO2-Geの微細構造)について行いました。