光で液晶を制御する
後藤浩平
1998年4月 北海道通産情報ビ・アンビシャス 53(4),46-47
「液晶」はワープロやリモコン等の表示素子として使われていますが、この表示画面の変化は、電圧によって素子の中の分子の向きを変えることで行われています。
このような電圧駆動の場合、表示素子の各点ごとに電圧を0N-0FFしなければならず、ワープロの画面には、千本以上もの配線が縦横に張り巡らされています。
そこで我々は東工大市村研究室と共同で、液晶分子の向きを光で制御する研究を行っています。
成功すれば配線が必要無くなるため、表示の微細化、大面積化などが可能となります。