難分解性物質の微生物処理に及ぼす粉末活性炭の効果

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横田祐司/ 田中重信/ 石崎紘三/ 高橋芳恵
1997年1月 工業用水 460,6-10

 難分解性物質の微生物分解性に及ぼす籾殻を原料とした粉末活性炭(以下,スーパー活性炭(SAC)と略称す)の効果を検討した。 すなわち,SACを添加した場合の難分解性物質の微生物分解限界濃度およびSACによる難分解性物質の吸着量を求め,市販活性炭(以下,CACと略称す)と比較した。 その結果,キノリンおよびフェノールに対して行った微生物分解性試験では,SACを添加した方がCACを添加したよりも微生物分解限界濃度が高くなった。 また,難分解性物質の吸着力試験では,SACの方がCACよりもいずれの物質に対しても吸着力が強く,また,物質によりその吸着力に大きな差が現れた。