循環流動層ライザー内の巨視的な流動特性

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平間利昌
1997年12月 混相流 11,344-352

 循環流動層は重油の接触分解や石炭燃焼ボイラーなどに数多く利用されているが,反応器内部の現象が極めて複雑なために,学会レベルでも統一的な理解が不十分である。 本論文では,循環流動層の主要な気体・固体接触部であるライザー(流動化粒子とガスが接触しつつ上向きに移動する反応器)内の流動機構とその分類,ガスと粒子の混合,伝熱などに関して,著者らの研究成果と理解に基づいて現状での到達点と研究課題を概略的に解説した。
 流動機構の研究に当たって最も重要なことは,微粉粒子を10m/sもの高いガス速度で流動化する,いわゆるライザー型反応器の操作域と,反対に数mm程度の粒子を相対的に低いガス速度で流動化するボイラーのような操作域での挙動の違いを明確に理解することである。