ホタテ貝残滓の処理
矢崎哲夫
1997年12月 北海道通産情報ビ・アンビシャス 52(12),40-41
我が国におけるホタテ貝の水揚高は約40万トンといわれており、このうち83〜85%が北海道内で生産されています。
正に、ホタテ貝は北海道の特産品ともいえるものです。
このホタテ貝の加工業者から廃棄される産業廃棄物は、年間約6万トン余りになりますが、この廃棄物中には重金属が含まれているため有害物に指定されており、現在は焼却処分か、埋め立て処理が行われています。
しかし、これらの処理法は処理に伴い悪臭を発生するため、付近の住民を悩ませており、悪臭を発生しない処理法が検討されています。
これらの方法は、資源の有効利用やリサイクルを目指すものが多く、最近の時流に乗った環境に優しい処理方法といえます。