炭酸ガスの隔離と窒素酸化物の排出量大幅削減を可能にする燃焼技術

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細田英雄/ 平間利昌
1997年9月 北海道通産情報ビ・アンビシャス 52(9),38-39

 石炭はエネルギー当たりの炭酸ガス発生量が多く、窒素酸化物や硫黄酸化物の発生も避けられないので、環境対策に優れた燃焼技術が不可欠です。 わが国ではこのための研究開発が継続的に進められ、このうち窒素酸化物と硫黄酸化物対策に関しては多大な成果を上げてきました。 しかしながら炭酸ガス対策に関しては、(1)発電分野等においてエネルギー効率の改善による炭酸ガス発生量の低減、及び(2)燃焼プロセスから炭酸ガスを回収しこれを処理・利用する新しいプロセスの開発、の2つの観点から研究が行われているところであり、今後の技術開発が期待されています。