ゾル-ゲル法による蛍光ガラスの開発
外岡和彦
1997年5月 北海道通産情報ビ・アンビシャス 52(5),42-43
当所では、励起状態のイオンや分子が持つエネルギーをより高度に活用するための研究を行ってきました。
この研究では、ユーロピウムやテルビウムを添加したガラスをゾル-ゲル法により合成し、光の吸収や蛍光の特性から活性イオン間での励起エネルギーの移動を調べています。
これらのガラスは見た目にはほとんど透明ですが、紫外線の照射により、ユーロピウム添加ガラスは赤色、テルビウム添加ガラスは緑色に発光します。