マウスNADPH-チトクロウムP450還元酵素:クローニングと酵母内での発現

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扇谷悟/ 神力就子/ 鎌滝哲也/ 石崎紘三
1996年3月 北海道工業技術研究所報告 67,33-36

 ddYマウスより単離したNADPH-チトクロウムP450還元酵素の推定アミノ酸配列はラットの同酵素の推定アミノ酸配列と98.4%という高い相同性を有していた。 特に,チトクロームP450との相互作用に係わっていると推定される酸性残基のクラスターは,哺乳動物のチトクロームP450還元酵素の一次構成上,進化の過程で非常によく保存されていた。 また,非コード領域をすべて欠失させたマウスチトクロームP450還元酵素のcDNAを用いることにより,酵母内でのマウスチトクロームP450還元酵素を発現させ,酵素活性を検出することが出来た。