液中乾燥法による徐放型含栄養塩マイクロカプセルの調整と性能

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横田祐司/ 石橋一二/ 山田勝利/ 田中重信
1996年3月 北海道工業技術研究所報告 67,6-10

 液中乾燥法による含栄養塩マイクロカプセルの調製と性能に関する研究を行った。 硫酸アンモニウム(AS)あるいは硫酸アンモニウムを吸着させた活性炭(ACAS)をマイクロカプセルの芯物質とし,エチルセルロースをマイクロカプセルの壁膜物質としてそれぞれ用いた。
 マイクロカプセルの収率はACASの方がASよりも高かった。 調製したマイクロカプセルの水中における栄養塩の溶出試験の結果,ACASの方がASを用いた場合よりも徐放性の高いことが明らかになった。 また,壁膜の厚さによってもその徐放性を制御出来ることがわかった。