省エネルギーロードヒーティング制御法

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山口宗宏/ 西川泰則/ 三浦健一/ 佐山惣吾/ 須藤昌義/ 酒井好夫/ 岩本欣也
1995年3月 北海道工業技術研究所報告 63,31-37

 本報告において省エネルギー的ロードヒーティングの効果的利用法に関し次のことがらを総括して述べた。
(1)ロードヒーティング部と地面との間を発泡スチロールなどで断熱する事は極めて効果がある。
(2)高い固有抵抗と大きな断面積を有する電熱線はロードヒーティングのエネルギー効率にとって好ましい。
(3)固有抵抗の高い電熱線を使用すると小面積の施工と細やかな制御が可能となる。
(4)リレーとタイマーを組み合わせた洗練された継電法により,電源電圧を変えずに簡便に融雪電力を100,66.5,62.5,50,44,33,25,0%と制御することができる。
(5)冬期間の道路における融雪試験の結果,本システムによると50〜75%の省エネルギーが可能であることが明らかになった。