石炭液化における赤泥触媒に関する基礎的研究
-赤泥中の活性成分と活性向上の可能性の検討-

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吉田諒一/ 茨木彰一/ 原祥夫/ 横山慎一/ 成田英夫/ 吉田忠/ 前河涌典
1995年3月 北海道工業技術研究所報告 63,16-21

 石炭液化に対する赤泥の触媒活性については,H2Sや元素イオウによる改良などが試みられてきた。 赤泥は種々の金属化合物の複雑な混合物であり,この中のいくつかの成分のみが活性成分であることが予測されるが,この中に含有されるFe,Al,Ti,NaおよびCaなどの正確な形態分析はむずかしく,各成分を同定して活性成分を明らかにすることは困難である。 このため,赤泥の活性成分を明らかにするためのアプローチとして,溶解性の異なる構成成分を順次溶解除去してゆく方法と,確認された構成成分を添加して活性変化を追跡する方法の二つが考えられるが,本報では,後者の方法について検討した。
 触媒活性の比較は,高圧DAT装置を用いて,350〜450℃で発生する石炭の高圧水素化分解反応による発熱ピーク頂点温度に基づいて行った。