高温燃焼触媒構造支持体としてのSiC-Si複合体(その2)

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奥谷猛
1994年1月 北海道通産情報 49(1),46-47

 実際の燃焼触媒構造支持体は,燃料ガス,燃焼ガスなどの気体流通時,圧損が少なくガスと接触効率がよい形状が必要であり,ハニカム状触媒構造支持体が用いられている。 このようなハニカムを製造するには高度で煩雑な方法が必要で,射出成形法などにより製造されている。
 直線的な貫通孔を持つハニカムのかわりに気泡が連なった連通気泡を持つ形状でも触媒構造支持体として使用でき,ハニカムよりも簡便な方法で製造できるものと考えられる。
 連通気泡を持つSiC-Si複合体の製造方法は,ポリウレタンフォームと発泡剤を用いる二つの方法を用いた。 ここでは前者の方法について紹介する。