先端産業廃棄物の処理に関する研究
-廃プリント配線板の連続燃焼実験における燃焼性と有害金属の挙動-

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出口明/ 新川一彦/ 原口謙策/ 武内洋
1994年9月 北海道工業技術研究所報告 62,35-42

 コンピューター廃棄物であるプリント配線板には,鉛,カドミウム等の有害金属が含まれており,この有害物の複合体である対象廃棄物が燃焼過程を経ることによりどのように挙動するかを把握することが必要不可決の課題である。 そこで,前章では回分型の燃焼実験装置により燃焼雰囲気ガスの酸素濃度を変えた実験を行い,雰囲気ガスの酸素濃度が重金属の挙動におよぼす影響について検討を行ったが,本章では連続燃焼実験装置を用い連続燃焼実験における燃焼残渣,溢流物およびフィルターと吸収液に補集された重金属類の分析を行い,それらの挙動について検討した。