先端産業廃棄物の処理に関する研究
-先端産業廃棄物の現状と問題点-
武内洋/ 出口明/ 原口謙策/ 新川一彦
1994年9月 北海道工業技術研究所報告 62,1-2
パソコン本体の実績台数は昭和56年度から昭和59年度までは順調な伸びを示したが,以後昭和62年度まではほぼ200万台で横ばいとなった。
昭和63年度以降再び上昇に転じ,平成2年度には約10%増の266万台を示した。
その後総出荷台数は減少し,平成4年度は昭和63年度の台数近くまで落ち込んでいる。
コンピューターの使用可能年数あるいは寿命といったものがどれくらいであるかは製造会社や機種の違いがあり,推定するのは難しい。
ただ,最近の各機種のバージョンアップにともない,たとえコンピューターそのものが機能を果たしていても計算速度が遅いとか,より多くの便利な機能を持ち合わせていない等の理由から陳腐化したコンピューターとして廃棄される可能性の方が高くなっている。
8ビットのパソコンは昭和59年度以後減少をたどり平成4年度には0%を示している。
また,16ビットも昭和63年を境にして減少を示し,平成4年度には7%と低い値を示している。
一方で32ビットは現在の主流を占めている。