廃プラスチックの油化技術の開発-ガソリン並み燃料油の製造が可能に-

問合わせ ひとつ戻る DB入口へ トップページへ

斉藤喜代志
1993年2月 新時代を築く-通商産業省工業技術院研究成果集- p62

 汎用プラスチックであるポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン及びポリスチレン等の使用済みのプラスチックを、前処理で有害物である塩化水素を除去した後、ゼオライトを触媒とした2段階の接触分解することにより、原料の85%の高収率でガソリン・灯油を主成分とするクリーンで無公害な燃料油と、10%の燃料用ガス成分を得ることが出来る。 これによって現在の廃プラスチックの約70%を再資源化することが可能となる。