液化における逆反応の解析

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永石博志/ 佐々木正秀/ 小谷川毅/ 前河涌典
1993年10月 日本エネルギー学会誌 72,964-969

 NEDOLプロセスは水素供与性溶媒と鉄系触媒,高圧水素共存下で瀝青炭を一段で液化する方法である。
 現行NEDOLプロセスでは原料石炭に対して約30wt%の液化残渣が生成する。 今後スケールアップの際,30wt%の残渣が重要な問題となるのは明かである。 そこで本研究では,プロセス運転条件下で生成する液化残渣の低減を目的に,反応温度および気液比の異なる条件下で得られた液化残渣の沸点分布を調べ,液化反応が進行しても分解しないあるいは分解しにくい難解重合化合物の生成過程と沸点範囲を推定した。 また,液化反応過程での低分子化反応に対する逆反応の有無や,残渣中に濃縮される難解重合化合物の生成反応について検討した。