流動層ボイラー内挿伝熱管表面へのスケールの付着特性

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細田英雄/ 平間利昌/ 生野宏/ 松崎善文/ 三島敦夫/ 松田強志
1993年8月 日本エネルギー学会誌 72,804-810

 本研究では,先に述べた実証規模ボイラーでの実験において,灰中にNaを多く含んだ石炭の場合にスケール付着が起こったことから,Naの含有率と伝熱管へのスケール付着の関係について,小型装置を使って実験的に検討した。 所定の温度に制御した6本の模擬(内挿)伝熱管表面へのスケール付着量を50時間あるいはそれ以上の長時間連続運転によって測定し,付着したスケールの性状を分析した。 これらの結果から溶融・付着の原因となる成分を確認するとともに,流動層ボイラーの内挿伝熱管へのスケール付着の有無を推定するための指標を提案する。