循環流動層石炭燃焼装置からのN2Oの発生特性
平間利昌/ 細田英雄/ 守富寛/ 鈴木善三/ 原田道昭/ 清水忠明/ 成瀬一郎
1993年4月 日本エネルギー学会誌 72,252-260
循環流動層燃焼装置からのN2O発生に関する研究が内外で進められているが,まだその緒についたばかりであり,特に生成メカニズムと低減法については今後の研究が必要な段階である。
現状ではまず,より多くの実験データを集積することも重要である。
ここでは,N2O生成メカニズムの検討と発生量の低減策を見いだすことを目的として行った実験結果について述べる。
ベンチスケールの燃焼装置を使って,燃料性状の影響,NOやピリジンなどの吹き込みの効果,異種の循環粒子を添加した場合の接触効果について検討した。