コール・オイルコプロセッシング

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永石博志
1992年6月 平成4年度北海道開発工業試験所研究成果発表会要旨集 p21-24

 コプロセッシングは石炭とタールサンドを同時に処理して液体燃料を得る技術である。
 ここでは,ハイドロクラッキング,石炭液化プロセスとコプロセッシングを対比しながら,その特徴,問題点について紹介する。 また,コプロセッシングでは,石炭とビチューメンの相乗効果により石炭の転換効率が高くなるという報告があるが,相乗効果の有無あるいはその詳細な機構については不明な点が多い。 そこで,この相乗効果の作用機構を明らかにするために,反応温度に至るまでの昇温過程の反応を追跡することにより,300〜400℃の石炭からの生成成分のコプロセッシングに対する寄与を実験的に検討した結果を報告する。