非酸化物セラミックスのSHS反応の安定/不安定現象とSHSダイアグラム

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佐多延博
1992年6月 平成4年度北海道開発工業試験所研究成果発表会要旨集 p15-19

 SHS法(Self-propagating High-temperature Synthesis)により材料合成を行う場合,反応温度や組織を制御したり,材料の機械的特性を改善する目的で,通常は金属やセラミックスを原料に添加する。 著者らが提案している「SHSダイアグラム」は実際に材料合成を行う前に,添加物をどの程度まで加えることが可能かを判断したり,原料粉末の混合組成に対するSHSの反応挙動を推測する上で貴重な情報を事前に得ることができる。
 本研究の目的は,SHS/非SHS境界を簡便に計算でき実験とよく一致する理論式を提案し,実際にSHSダイアグラムを作成して実験結果と比較することである。