二反応種モデルによる石炭チャーのガス化終期反応速度変化の整理

問合わせ ひとつ戻る DB入口へ トップページへ

武田詔平/ 池上真志樹/ 北野邦尋/ 竹澤暢恒/ 千葉忠俊
1991年5月 燃料協会誌 70(5),424-430

 先に著者らは,太平洋炭の回分ガス化反応実験結果に基づいた反応速度実験式により0.2t/日連続流動層反応装置における炭素反応率,生成ガス組成などのガス化データを±15%の偏差で整理したが,反応終期での速度の減少を十分説明することはできなかった。 そこで本研究では,チャー中には反応の進行とともにチャーより反応性の低い部分が生成し,チャーとこの難反応性部分のガス化反応が競合すると考えるモデルにより,数種のチャーについての実測結果を整理することを試みると同時に,先に提出している実験式と比較した。 以下に,その結果を報告する。