イソプレノイド炭化水素及び関連化合物の微生物変換

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中島健二
1991年3月 平成3年度北海道開発工業試験所研究成果発表会要旨集 p12-14

 石油の代替エネルギー源として注目されているシェールオイル中には、イソプレノイド炭化水素が比較的多く存在することが報告されている。 一般に側鎖を有するイソプレノイド炭化水素は、ノルマルパラフィンのような側鎖のない炭化水素に比べて、微生物によって利用され難いと言われている。 そこで、このようなイソプレノイド型炭化水素の微生物分解性を検討すると共に、微生物変換による有用物質の生産について検討した。 また最近、イソプレン、1,3-ブタジエン、プロピレンのようなジエン類、及びオレフィン類を基本骨格とする交互重合オリゴマーの合成法が開発され、天然イソプレノイド炭化水素と類似した種々の化合物が得られるようになってきたので、これら合成オリゴマーの微生物変換についても検討した。