スノープレッシャー式積雪検知器

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佐山惣吾
1990年12月 北海道通産情報 45(12),38-39

 薄い金属板で作られた平板状の容器に液体を満たし,その平面に物体を置けば,液体の圧力は基本的には,その物体の重量を容器の面積で除した値になります。 この原理を積雪量の測定器として利用したのがいわゆるプレッシャーピロー式積雪重量計です。
 従来のプレッシャーピローは,感圧部に薄い金属板ダイアフラムを用いていましたが,その剛性と塑性の関係のためにヒステリシス特性による不感帯を生じます。 このため,微少な重量物あるいは重量変化に対して,数平方メートル以上の面積をもった大形の容器を必要とし,設置が困難な割りに特性の向上が困難でありました。
 本装置は,感圧部上の積雪重量による液圧の変化を圧力センサーにより検出して,積雪量(相当水量mmH2O)を測定することができます。