低温技術研究棟の紹介
関口逸馬
1990年2月 北海道通産情報 45(2),56-57
利雪・克雪など寒冷地対策関連の技術開発は北海道地域に特有なニーズとして重要であり,当所で重点的に進めている研究の一つであります。
この関係から,最近,低温・寒冷地を条件とする多数の研究課題が立ち上がっております。
例えば,昭和62年度からは重要地域技術研究として「寒冷地型高度除雪自動化技術」が,また,それに関連して「寒冷地型医療用センサーの開発」の研究が行われており,そして省エネルギー技術開発として「大気採熱型寒冷地用ヒートポンプの開発研究」が特別会計予算により行われています。
さらに,昭和63年度には低公害スノースパイクタイヤに関する特別研究として「脱スパイク化支援技術研究」が開始されています。
また,これらのプロジェクト研究のほかに,経営研究レベルにおいても低温,寒冷に関する研究課題がバイオ,および材料の分野で増加しています。