簡易型濁度計による活性汚泥濃度の測定

問合わせ ひとつ戻る DB入口へ トップページへ

池田光二
1989年8月 工業用水 371,16-22

 都市下水や各種産業排水中の有機成分の除去には,処理コストや環境問題などから考えて最終的に生物処理法が適しており,主に活性汚泥法,メタン発酵法,散水ろ床法などが実施されている。 なかでも活性汚泥法は応用範囲が広く,設置数,規模において最大のものである。
 活性汚泥法を運転・制御する上で重要なパラメーターの一つは汚泥濃度である。 ここでは,大規模なプラントはもとより,実験室規模の小型の装置においても広い濃度範囲に対して手軽に使用できる小型で,かつ,簡易型の浸漬型濁度プローブの開発について述べ,その特性および活性汚泥濃度測定への適用結果について報告する。