気泡塔による活性スラッジ処理

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中小企業団「先端工業技術応用要覧」(s59〜60年度)抜刷
1989年3月 北海道工業開発試験所技術資料 12,196-197

 気泡塔は気液接触装置として従来化学工学の分野で多くの研究がなされてきたが、近年塔型発酵槽、堅型曝気槽など微生物の好気培養装置としての研究がみられるようになった。
 現在実用化されている気液接触装置としては規模および設置数からみて廃水処理における曝気槽が最大のものである。 曝気槽は、その処理量が大きいだけにわずかの処理効率の差でも全体としては大きな影響をうけ、従来特に曝気方式を中心に種々の形式のものが考案されている。
 ここでは気液接触装置として構造が簡単で、比較的気液界面積が大きくとれる気泡塔をとりあげ、空気利用効率の向上および所要設置面積の節減を目的として、活性スラッジ処理槽としての観点から、その特性を在来の角型曝気槽と比較検討した。