生物学的二段処理法による有機性廃水の処理

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中小企業団「先端工業技術応用要覧」(s59〜60年度)抜刷
1989年3月 北海道工業開発試験所技術資料 12,194-195

 ここでは有機性廃水の処理法として、嫌気性ろ床法と回分式活性汚泥法とを組み合わせた生物学的二段処理法を用いて、実用化に対する技術的検討を目的とした実験を行い、次のような知見が得られた。
イ. 嫌気槽からのガス発生量は、実験開始後65日目で確認された。
ロ. 嫌気槽において、水理学的滞留時間(HRT)を20、10、5日と短縮させて馴養を行なったことは、嫌気性菌のろ材への捕捉や固定化に効果があった。
ハ. 生物学的二段処理法によれば、高濃度有機性廃水を、無希釈で処理しても高い除去特性を得ることができた。