繊維状ケイ素化合物の合成

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中小企業団「先端工業技術応用要覧」(s59〜60年度)抜刷
1989年3月 北海道工業開発試験所技術資料 12,184-185

 当研究室ではこれまでにシリカ、もみがら灰、緑泥石、滑石などのケイ酸およびケイ酸塩鉱物から各種セラミックスの合成を行って来た。 その中でアスペクト比の大きな繊維状ケイ素化合物(SiOC;通称“サイオック”)を見出した。 この物質は沸酸を含む混酸及び強アルカリでも溶解せず、空気中で高温焼成してもその性質はほとんど変わらないなどの事が明らかとなった。 そこで、この物質を合成し、その性状分析を行なった結果、いくつかの知見が得られた。