泥炭の脱水

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細田英雄/ 田崎米四郎/ 本間専治/ 弓山翠/ 武田詔平/ 富田稔/ 千葉繁生/ 河端淳一/ 鈴木智
1988年9月 燃料協会誌 67(9),791-794

 泥炭は世界で500×106ヘクタールを超えると推定されているが,通常90%と水分が高く,また,輸送,貯蔵性が劣るため,一部の国を除いては有効利用されていない現状である。 わが国では年間7万t程度利用されている。 泥炭はフミン酸あるいはリグニンなどと共存するコロイド状によって保持されているため容易に脱水することはできない。 そのため,この泥炭をいかに短時間に,しかも低コストで脱水・乾燥するかが泥炭利用の最大の課題である。
 本研究では,スクリュープレスと水蒸気加熱を組み合せた加圧加熱状態で,泥炭の脱水を試みた結果,効率よく脱水することができたので報告する。