廃プラスチックから高品位燃料油へ
斎藤喜代志
1988年6月 工業技術 29(6),64-66
プラスチック類はいたるところに使用されており,それに伴い一般家庭,施設園芸からは使用済みのもの,工場からは残留物や不合格品など大量に排出されている。
そのごく一部分が成型品として再利用されたり,都市ゴミと一緒に焼却され暖房用に還元されている。
しかし,大部分の廃プラスチックは埋め立てられ,今や,廃プラスチックは水質汚濁,大気汚染に次ぐ公害とみなされている。
ここでは,廃プラスチックの現状と,高品位燃料油へ変換できた技術の概要について述べる。