北海道工業開発試験所応用化学部の紹介
伊藤三郎
1988年6月 北海道通産情報 43(6),48-49
昭和61年7月,当所の組織改革にともない,応用化学部は従来の化学と生物化学との融合を図った新しい基礎化学分野の研究を目指す部としてスタートし,各種機能性物質の合成法と利用技術開発並びにバイオテクノロジー関連研究を中長期的な研究の柱として新しい研究テーマへの取組みを開始しております。
さて,当部が今後重点的に取組んで行く研究分野の一つの柱として位置づけているバイオテクノロジー関連研究は大きく分けて二つあります。
その一つはバイオミメティックケミストリー[生物の機能に学ぶ(生物の機能を模倣する)化学技術]の研究であります。
今一つは所謂[バイオテクノロジー]の研究です。