「含油スラッジ廃棄物の資源化及び無公害処理技術に関する研究」を終えて

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出口明
1988年2月 北海道通産情報 43(2),48-49

 石油を備蓄する大型タンク類や精油所,油槽所,水力発電所のタンク底及び原油を運搬するタンカーなどからは鉄錆や砂泥を含んだワックス状の含油スラッジが廃棄物として排出されます。 当所ではこれらの含油スラッジから油分をできるだけ回収するとともに,その残渣や油分含有率の低い劣質なスラッジは無公害で燃焼させ熱エネルギーを回収する技術の開発を目的として研究を進めてきました。 以下,この研究の成果の概要について紹介します。