インテリジェント画像処理装置

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千葉繁生
1988年1月 北海道通産情報 43(1),66-67

 見にくいものをみる。 見えないものをみる。 見てもよくわからないものを決まった基準でみる。 たくさんある中から見えないものをすぐみる。 人間が見るように機械も認識してみたり,たくさんありすぎて人間では見るのが大変なものを,人間に代ってみる。 一般に,これらが画像処理の具体的な内容になります。 1950年代の終り頃に既に癌細胞のプレスクリーニングに画像処理を適用した例があり,不定形な対象像の形態特徴量の計測およびパターン識別によって,正常紬胞と異常細胞を分類することが目的であったと聞きます。 ある先生は,人間は気まぐれで,なまけもの,不注意で,根気がなく単調を嫌い,のろまで,理論的思考力が弱く,何をするかわからない,と云っています。 視覚の自動化は,このような人間の不安定な特質を解決するためにコンピュータの驚異的な発展とともにめざましい進歩をとげ,その応用分野は極めて広範囲にわたっています。