寒冷地用ヒートポンプのシミュレーション

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田村勇
1987年11月 北海道通産情報 42(11),46-47

 ヒートポンプは,僅かなエネルギーで低温側から高温側へ熱の移動を行い,投入エネルギー以上の熱を得ることが可能であり,省エネルギー性が高く,資源に乏しい我が国においては大いに期待される技術である。 工業技術院ではエネルギー有効利用の観点からこれらに着目し現在の水準を越えたシステムの実用化を目指しムーンライト計画の一環として「スーパーヒートポンプエネルギー集積システムの研究開発」を昭和59年度より行っている。 北海道工業開発試験所ではこのプロジェクトの一環として,寒冷地用ヒートポンプについて研究開発を行っている。