含油スラッジ廃棄物の資源化および無公害処理技術に関する研究
-第2章 含油スラッジ廃棄物の性状と熱分解特性-

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出口明/ 三浦正勝/ 細田英雄/ 平間利昌
1987年10月 北海道工業開発試験所報告 43,3-8

 含油スラッジは,タンカーからガソリンスタンドに至るまで,さまぎまな形態で排出されており,その全体を把握することは困難である。 本研究では,量的に最も多いと予測されるタンク底含油スラッジを対象とすることにした。 しかし,タンク底含油スラッジの性状は,油種をはじめとして,貯蔵の条件と期間,あるいはタンク清掃の手法など,多くの因子の影饗を受けるので,整理がほとんどされていない実状にある。
 一方,含油スラッジの処理と有効利用を進める上では性状把握が不可決の条件であり,油分回収と燃焼処理の二つのプロセスの開発を並行して進めている本研究においては,まず,着目した含油スラッジを熱分解試料とするか否かの選択基準が必要になる。 そこで,収集した9種類のタンク底含油スラッジの可燃分,水分,残渣分,発熱量などの分析を行った。 さらに,回分型の熱分解装置によって500℃までの熱分解実験を行い,油分の収率と性状等に関する研究を行った。 本章では,これらの結果について報告する。