韓国のバイオエネルギーに関する最近の動向

　韓国では石油を100％輸入に頼っているため，バイオエネルギーの利用はエネルギー政策実施上重要な役割を果たすものであり，1973年のOPECによる石油禁輸によるエネルギー危機以来，エネルギー源の転換のため多大の努力を払って来た。 現在バイオエネルギーとしての有望な候補としてはバイオガス，アルコール，水素および固体燃料があげられる。 しかし韓国のように国土の小さい国では大規漠なバイオマスの栽培は困難かつ非効率的である。 この点，韓国で入手できるバイオマスの種類とその性格は日本にみられるものとほぼ同様と言えよう。