泥炭の流動燃焼
細田英雄
1986年9月 燃料協会誌 65(9),778-782
石油危機以来,石油代替エネルギーの開発が積極的に取り組まれており,その中のひとつに泥炭の燃料化の調査研究も行われている。
これらエネルギー量としては,多くを望むことはできないが,地方自治体に経済的メリットをもたらすことができ,また,地域の活性化を促進するとともに,石油依存度の低減に寄与できると考えられる。
わが国における泥炭の燃焼についての研究が見あたらないことから,本研究では,粒径25mm以下,水分40〜45%に調整した泥炭を流動燃焼し,そのときの燃焼特性,および灰の組成などを検討し,その結果について報告する。