パイライトを用いた石炭液化反応試験における発熱反応の解析

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横山慎一/ 吉田諒一/ 吉田忠/ 成田英夫/ 長谷川義久/ 小平紘平/ 前河涌典
1986年6月 燃料協会誌 65(6),384-388

 石炭の液化において鉄系触媒が工業的に重要な意義を有しており,また各種鉄-硫黄系触媒の中でパイライトが最も活性が高く,液化における発熱反応が他の鉄系触媒の場合に比して著しく低い温度で起ることを認めている。
 本報告においては,高圧DTA法によって測定したパイライト触媒を用いた石炭液化の発熱ピーク温度で500ml振盪式オートクレーブによる液化実験を行った。 転化率および各生成物の分布を求めるとともに,13Cの固体NMRによって測定した反応残渣の性状から高圧DTA法における発熱の発生機構について考察した。