低濃度シアン化水素の酸化速度

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安藤公二/ 秋吉亮/ 八幡寿雄/ 福田隆至
1986年5月 燃料協会誌 65(5),348-359

 シアン化水素を含有するガスの処理法としては,燃焼炉で燃焼させる方法,あるいは自家用ボイラーの燃焼炉で燃焼させる方法が効果的と考えられる。 栗原は,メッキ工場の濃厚シアン含有廃液に通気して生成する高濃度のシアン化水素ガスを灯油を用いた燃焼炉に導入し,シアン化水素は900℃以上では酸化されてCO2,N2,H2Oとなり,検出濃度以下になると報告している。 その他にも若干の報告がある。 しかし,通気法がとくに有効と考えられる比較的低濃度のシアン含有廃水の通気ガス(希薄シアン化水素ガス)を対象とした燃焼による無害化処理に関する知見は充分ではない。
 本研究では,5〜50ppm程度の低濃度シアン含有廃水の通気ガスを燃焼法により無害化する技術を確立するための基礎研究として,希薄シアン化水素の酸化速度と温度との関係を実験的に明らかにした。