石炭の高温流動ガス化におけるタールの挙動

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北野邦尋/ 河端淳一/ 千葉繁生/ 武田詔平/ 弓山翠/ 山口弘/ 田崎米四郎/ 本間専治/ 河合勇/ 佐川敏裕/ 佐藤春三
1986年2月 燃料協会誌 65(2),117-122

 流動層ガス化炉における発生タールの分解は流動層の濃厚相で進み,気泡相と濃厚相のガス混合を促進することがタールの低減に効果的であること,タールの低減には気相接触分解法が有効であることなどが報告されている。 しかし,タールの発生量および分子量分布とガス化の操作条件との関係についての研究はほとんどない。
 そこで,本研究においては連続式の流動層ガス化炉を用いておもに空気,水蒸気で太平洋炭をガス化し,発生するタール量,分子量分布と石炭供給量F,ガス化温度Tb,フリーボード部のガス滞留時間θgなどの操作条件との関係を求めたので報告する。