もみがらからの四塩化ケイ素の製造

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奥谷猛
1985年3月 北海道通産情報 40(3),52-54

 北海道は,寒冷な地であるにもかかわらず全都道府県中で最も多く米を生産しています。 収穫時の脱穀の際にもみがらが得られ,多くは燃焼させその灰を田に還元しています。 その灰を分析しますと,灰の約97%はシリカ(SiO2)として存在しています。 もみがらを上手に処理すれば,ケイ素資源として工業的に有効に利用できるものと考えられます。
 ここでは,もみがらのケイ素資源としての工業原料化について述べます。