石炭灰の燃焼過程における残渣の活性化処理技術に関する研究
-3.2 フライアッシュの繊維化試験-

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鶴江孝/ 佐山惣吾/ 鈴木良和
1985年12月 北海道工業開発試験所報告 37,49-53

 本報告は石炭灰を原料として繊維を製造し,石炭灰の有効利用に寄与しようとするものである。 九州産火山灰(シラス)の繊維化については鹿児島県工業試験場,耐アルカリ性シラスガラス繊維については九州工業技術試験所,北海道産火山灰の繊維化については北海道立工業試験場が報告している。
 本実験では石炭灰(フライアッシュ)を利用してガラス繊維を製造することを目的として,フライアッシュに融点降下剤(アルカリ土類成分)を調合,溶融,ガラス化し,溶融灰の粘性,紡糸温度,紡糸速度,繊維の引張強度について検討した。