石炭灰の燃焼過程における残渣の活性化処理技術に関する研究
-1.2 石炭灰の加熱過程における物性-

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武田詔平/ 鵜沼英郎/ 鶴江孝/ 佐山惣吾/ 伊藤三郎
1985年12月 北海道工業開発試験所報告 37,6-12

 我が国におけるエネルギー事情の変化に伴い,石炭のガス化,液化,発電などの工業における石油離れから一般炭の消費量が急増している。 そのために海外炭の輸入も増加し,その輸出国も多様化している。 これら海外炭の性状については未知な点が多く,その使用に当たっては十分な検討が必要となっている。 本報は国内炭と海外炭,全24種の石炭試料を用い,その灰分の化学組成,X線回折,TG・DTA,軟化・溶融性などの基礎性状について検討したものである。 また,加熱過程における灰の性状を明らかにするため,低温で灰化した灰試料についても併せて検討した。