「暖房システム調査研究報告書」まとまる

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後藤藤太郎
1984年12月 北海道通産情報 39(12),46-47

 昨年来,北海道工業開発試験所が調査を進めていた「暖房システム調査研究」が報告書にまとめられ,昭和59年10月に発行された。 周知のように寒冷地に位置する北海道にとって暖房は死活の問題であり,北海道経済の域際収支にも大きな比重を占めている。 当試験所では,この重要課題に技術的観点より総合的に調査を行うべく,道内の学識経験者の方々を調査研究委員にお願いするとともに試験所内の関係者を専門委員として,鋭意調査研究を行ってきた。 調査項目が多岐にわたった上,種々の制約があったが,委員各位のご努力の結果が実を結び,一応満足すべき成果が得られたと自負している。 この誌面を借りて,関係各位に厚くお礼を申し上げたい。 又,これを契機として各調査項目ごとに更に深く討議を進められ,北海道の暖房問題に貢献下さるようお願いする次第である。 以下,上記報告書の概要について説明する。