廃材の利用技術

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細田英雄
1984年3月 北海道通産情報 39(3),56-57

 道内の木材工業では,木製品を始めとしてチップや合板に多くの木材が使用されており,それらの加工工程において,端材,樹皮,鋸屑などの廃材が多量に排出されています。 道内における製材及びチップ工場から排出される廃材料は,年間約130万m3であり,その内訳は樹皮53%,鋸屑39%であります。 それらの83.6%は燃焼,家畜の飼料,堆肥などに利用され,残りの16.4%は未利用のまま焼却もしくは廃棄されています。 これらの廃材をさらに付加価値の高いものに変換・利用を考える必要があります。
 ここでは,エネルギー源及び工業用材料である活性炭について述べます。