石炭の流動燃焼に関する研究
-第1章 緒論-

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富田稔/ 平間利昌/ 安達富雄/ 山口弘
1984年2月 北海道工業開発試験所報告 32,1-19

 本研究は,石炭の常圧流動燃焼に関する基礎的知見を明らかにし,それらに基づく装置設計法を確立するとともに,新しい流動燃焼装置を開発することを目的として行った。 研究の具体的目標として次の事項に看目して研究を行なった。
(1)単段の流動層を使用して,石炭の流動燃焼における燃焼,流動化,低公害化などの基礎的特性を明らかにする。
(2)高い燃焼効率と低公害性を持つ新しい石炭の2段流動層燃焼装置を開発する。
(3)2段流動層燃焼装置における窒素酸化物の生成機構を明らかにし,その低減化技術を確立する。
(4)石炭の流動燃焼装置の特性を解析するための数学モデルを開発する。
(5)単段及び2段流動燃焼ボイラーの基本設計方法を確立する。